1963-02-28 第43回国会 衆議院 決算委員会 第8号
○西村(力)委員 そういう実費を出したにしましても、それは普通の場合ですと輸出業者自体が持つ、それをこちらに負担をかけたということになるのでしょう。だからその費用だけでも、これは不当な利益を受けておったということになるわけだ。あなたの今の答弁そのままを私ら受け取っても、それを承認しておった、こういうことに相なるわけだろうと思うのです。
○西村(力)委員 そういう実費を出したにしましても、それは普通の場合ですと輸出業者自体が持つ、それをこちらに負担をかけたということになるのでしょう。だからその費用だけでも、これは不当な利益を受けておったということになるわけだ。あなたの今の答弁そのままを私ら受け取っても、それを承認しておった、こういうことに相なるわけだろうと思うのです。
○久保田(豊)委員 実際的な問題として、われわれ輸出業者あたりと話してみますと、輸出業者自体に、そういう紹介能力というか、宣伝能力というか、それが非常に足りないのですね。外国の方はどういうふうになっておるのか知らぬが……。それで、日本あたりで実際こういう設計を本格的にやらせるということになれば、今では千代田化工くらいでしょう、世界的にある程度名の通っているのは。
そういう点で、日本の輸出業者自体、支払いの点でも軽減されるだろうし、すぐ金をもらえるから、この点は利点だろうと思うのです。しかし、そのことから、今度は輸出価格がたたかれておる。そうすると、他の普通のノルマルの方式による輸出の価格というものは、それに押されて引き下げられるという弊害が出てきそうな気がするが、そういうことはありませんか。
○高木(吉)委員 そういたしますと、今回の改正によりまして、登録申請者の認可に対しましては、輸出品の生産業者あるいは加工業者あるいは輸出業者自体に対しましては、従前通りの認可をやはりせられるつもりでございますか。
要するに私のほうは、これは輸出業者自体がメーカーとの関係というものをどういうようなふうに考えておるのか。
ただ弱い業者が個個に切り離されて、今各委員から申し述べられたように、金融詰りによつて、どうも動くことのできないような状態に置かれて、安く輸出しなければならぬという状態は、これはやむを得ないことでありますけれども、この点も何か適当な方法で研究しなければ、輸出業者自体が立たぬ。それが生産者全部に及ぼす影響は非常に大きいと思います。